番外編
番外編 6月10日~11日
リュブリャナという街
6月10日、ブレックファーストを食べ、大会ホテルを後にする。
空港の近くのJana(ペンション)に移動し、そのままリュブリャナへ出かけてみる。
スロベニアの首都であるリュブリャナは穏やかで平和な街だった。
通りゆく人達も皆散歩を楽しんでいる感じ。オープンカフェで家族や友達同士や恋人達が、思い思いにくつろいでいた。
街の中心に運河が流れていて、この川を中心に街が成り立っていた。
水上レストラン。都会にあるギラついた雰囲気はまったくなく、どこまでもリラックスできる街である。川岸のベンチに座っている人達は、皆手を振ってくれる。フェリーの前をビーバーが泳ぎ、私たちを先導してくれた。
町のシンボルであるリュブリャナドラゴン。ドラゴンは力や勇気、大きさの象徴である。この街に伝説のドラゴンが降臨して住み着き、人々を守っている。
6月11日
Chanpion shipを終え、様々な感情が湧きあがっては消える。
上手くいったこと、上手くいかなかったこと。世界との壁。自身のスタイルへの手応え。これからの課題・・・。
クールダウンも兼ね、スロベニアのあちこちとお隣のイタリアにも足を運んでみる。
何故かベンツのリムジン。何を贅沢しているんだと思われそうですが、これがかなり安くチャーターできる。まるまる一日300キロ近く走って、2人で250ユーロ。一人125ユーロである。仮に4人なら、62.5ユーロ、運転手つきのリムジンを一日占有できる。ガソリン代だけでもかなり金額は行くはずだ。時にはこういう経験も必要である。
出発。スロベニアを何箇所か観光し、イタリアのテュリエステというアドリア海に面した街まで足を伸ばす予定だ。
ヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞。このホールでは、定期的にコンサートが開かれている。
プレジャマ城(洞窟城)絶壁の中腹にそびえ立つ。城の最上部。どこまでも階段は上へ延びていた。
イタリア
イタリアのテュリエステという町の海沿いのカフェのマルゲリータ。
具が何もない。味は日本とほぼ同じ。おそらく平均的なイタリアのピザであろう。
「イタリアのピザ」というと、すごく美味しそうなイメージを日本人は植えつけられているが、実際は特に感動もなくごく普通。そんなもんですね。総合的なレベルで言えば、日本の方が高い・・と思いますよ。
そう言えば、ウエイターがニコニコと私の所へ来て煙草を交換してくれというので数本交換した。しばらくしてまた来て、今度は1000円をユーロと交換してくれと言う。1000円渡したら、取に行ってくると言ったまま、いつまでたっても戻ってこない。周りを見渡したら、カフェの表で煙草を吹かして素知らぬ顔をしている。
色々想像したが、おそらく金がないのだろう。追加のチップとしてあげようかとも思ったが、店を出る時に、どうしたんだ?と私は聞いた。ウエイターの彼はちょっとバツが悪そうに1000円を私に返してくれた。そしてまた、素知らぬ顔で煙草を吹かし始めた・・・。一つ言えるのは、この出来事がまったく嫌な感じがしない。ウエイターの彼は愛嬌がありとても憎めるような奴ではなかった。日本で彼のような若者には出会ったことがない。
古いイタリアの映画に出てきそうな小さな港町。
この素朴な町が夜になるとカジノに変貌するらしい。色々なドラマを想像できて楽しい。
右はアドリア海。子供たちが防波堤で海水浴をしている。砂浜はまったくない。
マルタのスティーブによるチャンピオンシップの動画
私も出ています。